日本国内にはさまざまな100円均一が存在します。そのなかでも最も店舗数が多いのが「DAISO(ダイソー)」です。
ダイソーは店舗数だけでなく、取り揃えている商品の多さも魅力。ハンドメイド用品の種類もたくさんあり、近年注目度が高まっているレジンアクセサリーの材料も豊富に揃っています。
本記事ではそんなダイソーのレジン用品の一部を紹介します。実際に商品を使用して作成したアクセサリーも掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【DAISO】レジン用品を紹介
レジン未体験の人でも、ダイソーに行けばレジンアクセサリー作りに必要な道具がすべて揃います。レジン液やUVライトも販売されているので、一切道具を持っていない方でも安心です。
筆者はレジン経験者のため、今回はアクセサリーパーツを中心に購入しました
今回購入した商品はこちら。
- UVライト
- スティック
- セッティング枠×6種
- 封入シート×2種
- 封入パーツ×2種
- ミラーネイルパウダー×2種
- カラーセロハン
これだけ買っても2,000円もしないのがダイソーの凄いところ。材料がまったくない状態からでも、2,000円程度でレジンを使ったハンドメイドが楽しめます。
では、各アイテムの概要を見ていきましょう!
UV-LEDレジンライト
UVライトやLEDライトはレジン液を硬化するために必要なアイテムです。UVとLEDは光の波長が異なり、硬化スピードやライト交換の有無などそれぞれにメリット・デメリットがあります。
ダイソーのUV-LEDレジンライトはそんな2種類のライトを1台にまとめた、とっても便利な商品。価格は330円(税込)です。
片手で持てるコンパクトなサイズ感が特徴で、小さなアクセサリーやジェルネイルの硬化に適しています。
箱の中身にはライト本体とUSBケーブル、説明書が入っています。ACアダプターは入っていないため、手持ちのモノを使うか、別途購入しておきましょう。
照射時間は60秒と120秒の2パターン。ボタンを1回押すと60秒、長押しで120秒にできます。レジン液の種類や色、量などによって硬化時間は異なるので、様子を見ながら調整すると良いでしょう。
UVレジン用マルチスティック
プラスチック製のスティックはレジン液の攪拌や掬うのに使用します。2本入り1セットで110円(税込)。
先端の形状がそれぞれ異なるため、使いやすい形を選べるのがメリット。素材はプラスチック(ポリアセタール)製のため、万が一レジンが固まってしまっても外せるので安心です。
レジンパーツ
本記事でのレジンパーツとは、土台となる枠(セッティング枠)やレジン液の中に封入するパーツのことを指します。
レジンパーツがあると手軽に本格的なレジンアクセサリーが作れるので、レジン初心者の方は上手く活用してみましょう。
以下に今回購入したパーツの紹介と各パーツの使い方を簡単にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
セッティング枠
セッティング枠は「空枠」や「レジン枠」とも呼ばれ、その名のとおりレジン液を入れるための枠を指します。主に金属(真鍮・合金など)が使われており、レジン液による滲みなどの影響を受けません。
セッティング枠は底がないため、シリコンシートやマスキングテープを敷いてレジンが漏れるのを防ぎます。隙間があるとそこからレジン液が漏れて失敗してしまうため要注意。
漏れが不安な方は空枠ではなくミール皿を使うのがオススメです。ミール皿は底があるため、レジン液が漏れる心配がない初心者向けのパーツです。
空枠は透明感のある作品を作るのに向いており、ミール皿は扱いやすいというメリットがあります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、パーツを選びましょう。
封入シート
封入シートはレジンに入れても滲まない素材でできたシートに、さまざまな絵柄が印刷されたものです。なかには見る方向で色が変わるホログラム素材でできたシートも。
はさみでカットが必要なものかシールタイプで簡単に貼り付けできるもの、透明感があるものや暗い背景でもしっかり色が出るものなど、さまざまな種類が存在します。
封入パーツ
封入パーツもレジン液に入れて使用します。シートと違うのは、立体感がありカットや貼り付けの手間がかからないこと。
キラキラとしたフィルム素材、雪や花などを象った金属素材など、多種多様なパーツが発売されています。また、ネイルパーツも封入パーツとして使用することも可能です。
ネイルパウダー
ネイルパウダーはジェルネイルに使用するためのグッズですが、レジンアクセサリー作りにも利用できます。硬化したレジンに塗ると表面が輝き、一気に華やかな雰囲気に。
ネイル専門店や通販で購入すると1つ300円近い値段で販売されていますが、ダイソーなら税込110円で購入可能です。色の種類は少ないですが、「ちょっと試してみたい」という初心者の方は活用してみましょう。
カラーセロハン
カラーセロハンもレジンの封入パーツとして使える優秀なグッズです。ダイソーで販売されているカラーセロハンは5種類(赤・青・緑・黄・ピンク)のセロハンが1枚ずつ入っています。
1枚当たりのサイズは44cm×32.5cmと大きめなので、好きなサイズや形に切って使用しましょう。
【DAISO】レジンアクセサリーの作り方
ここからはダイソーのレジン用品を使ったアクセサリーの作り方をご紹介します。
初心者の方にピッタリな基本の作り方と、レジンに慣れてきたときに役立つ応用の作り方を画像付きでまとめたので参考にしてください。
基本の作り方
レジンアクセサリー作りの基本の流れはこちら。
- アクセサリーの種類を選ぶ
- レジン液で土台を作る
- UVライトで硬化する
- 封入パーツを入れる
- レジン液を入れてパーツの位置を整える
- UVライトで硬化する
- アクセサリー金具を付ける
これだけでアクセサリーがひとつ完成します。
1.アクセサリーの種類を選ぶ
まずはどんなアクセサリーを作るのか決めましょう。ピアスやネックレス、ヘアアクセサリー、ストラップなど作れるアクセサリーの種類はさまざま。
アクセサリーのイメージが決まったら、それに合う空枠やモールドを選びましょう。筆者は今回ダイソーで購入したミール皿タイプのサークル枠にしました。
最後はヘアゴムにしたいので、枠についているカンの部分は不要です。この場合はニッパーで切ってしまいましょう。
ニッパーもダイソーに売っているので用意しておくと便利。ニッパーのほかに丸ペンチやラジオペンチも用意しておくと、アクセサリー金具を付けるときに役立ちます。
2.レジン液で土台を作る
枠やモールドを選んだら、そこにレジン液を入れましょう。レジン液で土台を作るイメージですね。
このとき気泡が入ってしまうことがありますが、そのままだと後の仕上がりに影響するためきちんと取り除いておきましょう。
これからレジン作りを本格化していきたい人はエンボスヒーターの購入がオススメ。一気に気泡が抜けるので、一つ一つ取り除く手間がかかりません。
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3.UVライトで硬化する
枠の底にしっかりレジン液が行きわたったらUVライトで硬化します。レジン液は硬化すると縮む性質があるため、量が少ないと枠から土台のレジンが外れてしまう可能性が。しっかりと底部分をレジン液で満たしてから硬化しましょう。
今回は底に黒く着色したレジン液を入れてダイソーのライトで硬化しています。色が濃いと硬化しにくくなるため、液の量は底が埋まって縮んでも問題ないギリギリのラインにしました。
120秒で照射したところ、指につくことなくしっかり硬化できました。
4.封入パーツを入れる
土台のレジン液が固まったら封入パーツを入れていきます。封入パーツを入れるときに注意したいのは、パーツを入れる順番。
たとえば、筆者は黒い背景に夜空のような輝きを持たせるため、ネイルパウダーを最初に塗布して背景を作りました。次に、夜空の手前にある窓をイメージして封入シールを貼っています。
このように、完成品をイメージしながらパーツの配置を考えましょう。
5.レジン液を入れてパーツの位置を整える
立体感のあるパーツやシートはレジン液を入れると動いてしまいます。そのまま硬化するとイメージと違う仕上がりになってしまうため、硬化前に位置を調整してください。
調整にはマルチスティックもしくはピンセットを使用します。手で直接触れるとアレルギーを引き起こす危険性があるため、絶対に避けましょう。
レジン(プラスチック)に対するアレルギーを「レジンアレルギー」といいます。
(中略)
全身の症状は、アトピー性皮膚炎に類似することが多いとされています。皮膚の湿疹、蕁麻疹、水ぶくれ、かゆみ、赤み、痛み等の症状が、顔、首、手足、腕、背中などにあらわれます。
6.UVライトで硬化する
パーツの位置調整が終わったらUVライトで硬化します。以降は必要に応じて手順4~6を繰り返してください。レジン液を重ねれば重ねるほど奥行きのある作品になりますよ。
上の写真のようにぷっくりした仕上がりにしたい場合、レジン液を何度も塗り重ねていけばOK。重ねるほどレジン液が垂れやすくなるため、量には注意しましょう。
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7.アクセサリー金具を付ける
レジン作業が終わったら、最後にアクセサリー金具を取り付けましょう。今回はヘアゴムにしたいので、ネットで購入したヘアゴムと留め具パーツを使用しました。
もちろんダイソーでもヘアゴムは取り扱っているので、そちらでもOKです。ほかにもストラップ金具、ネックレス用チェーン、ピアス金具などさまざまなアクセサリー用品を販売しています。
マルカンやアジャスターなどアクセサリー金具を取り付けるためのパーツも揃っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
8.完成
アクセサリー金具を取り付けたら完成です。
完成した商品は自分で使っても良いですし、誰かへのプレゼントにもオススメ。この世にたった一つのハンドメイドアクセサリーを大事な人に送ってみてはいかがでしょうか。
作成した数が増えてきたらハンドメイド販売サイトやフリマアプリに出品してみても良いですね。ハンドメイド販売の「minne」は無料で登録できるので、まずは登録だけしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに筆者がこれまでに作成したアクセサリーは「minne」で販売しています。興味がある方はぜひ覗いてみてくださいね。
応用の作り方
基本の作り方をマスターしたら、今度はレジンアクセサリーのクオリティを高めるテクニックを追加してみましょう。
応用の手順については割愛しているので、より詳しく知りたい項目があったら調べてみてくださいね。
レジン液にカラーを混ぜる
レジン液に着色剤を混ぜてカラーを付けると、これまでとは違う仕上がりになります。着色剤は液体か粉タイプが一般的。初心者の方はきれいに混ざりやすい液体タイプがオススメです。
ダイソーで道具を揃えたい方は、パステルを削って着色剤代わりにもできますよ。
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モールドを使う
モールドとはシリコン素材でできた型のこと。何度でも使用できるのでコスパが良く、さまざまなデザインがあるため作品作りの幅も広がります。
立体感のあるレジンアクセサリーを作りたいときには、モールドを使ってみましょう
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アクセサリーパーツを組み合わせる
ビーズや金属パーツなど、アクセサリーに使えるパーツもたくさん販売されています。完成したレジン作品とアクセサリーパーツを組み合わせると、より完成度の高い作品に仕上がりますよ。
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【DAISO】ハイコスパでレジン初心者にオススメ
ダイソーなら、ワンコインで購入できるハンドメイド用品が揃っています。安価かつお値段以上のクオリティだからレジンアクセサリー初心者の方にピッタリ。
「レジンアクセサリーを作ってみたいけど、自分にできるか分からないし……」と躊躇している方は、ダイソーグッズで気軽に始めてみてはいかがでしょうか。