数ある100円ショップのなかでも店舗数や商品数で一線を画すのがDAISO(ダイソー)。最近ではハンドメイド需要の高まりに合わせて、手軽に始められるハンドメイドやDIY商品が多数販売されています。
本記事では、ハンドメイド商品のひとつであるDAISOのレジン液についてまとめました。
「100円のレジン液って、べたつきそう……」
「300円のレジン液が売ってるけど、100円の商品と何が違うの?」
こんな疑問をお持ちの方はぜひチェックしてみてくださいね。
ダイソーのレジン液は種類が豊富
ダイソーでは、透明のレジン液から着色済みのカラーレジン液まで幅広い種類の商品が販売されています。
筆者が今回購入したのはこちら。
全部で11種類のレジン液を購入しました。
- ミルキーパープル
- パープル
- ミルキーピンク
- クリアピンク
- レッド
- ホワイト
- グリーン
- コバルトブルー
- クリアブルー
- クリアハード(300円)
- ハード(300円)
ミルキーパープルからクリアブルーまでがカラーレジン、クリアハードとハードが透明なレジン液です。
ダイソーのレジン液の使用感
ダイソーで購入したレジン液を実際に硬化してみました。硬化スピードやべたつき、色味についてまとめたので、購入を検討している方は参考にしてください。
ダイソーレジン液のテクスチャ
ダイソーのレジン液はフタの下に銀の中蓋が付いています。外蓋についている突起で開けましょう。
中蓋を切るとレジン液が溢れてくるため、開ける場所には注意しましょう。また、レジン液が手に付着するとレジンアレルギーを発症する恐れがあるため、事前に手袋をしておくほうが良さそうです。
粘度はやや高めなので厚みを出したいときに向いています。
一方で気泡が入りやすいというデメリットも……。気泡が入ってもOKな作品(海や飲み物など泡が一種の表現になるものなど)に使うか、爪楊枝やエンボスヒーターを使って取り除くようにしましょう。
ダイソーレジン液を硬化する
ダイソーのレジン液はUV(紫外線)で硬化するタイプ。そのため、UVライトをお持ちでない場合でも太陽光を使って硬化が可能です。
太陽光で硬化する場合の時間
硬化スピードは太陽光の場合で5~30分。
未硬化の状態で触れると指紋や汚れがついてしまうため、少し長めに置いておく方が安心です。
UVライトで硬化する場合の時間
UVライトで硬化する場合の時間は3~5分が目安です。
少量のカラーレジン液を表2分、裏1分で硬化させてみたところ、べたつきなく固まりました。
厚みがある作品や大きな作品をつくる場合は、3分だと硬化時間が足りない場合があります。また、UVライトの種類やライトの寿命によっても硬化時間は異なるため要注意。
筆者は今回Amazonで購入したUV・LEDライトで硬化しました。
UVレジン液だけでなく、ジェルネイルやLEDレジン液も硬化できる優れものです。
Zaro UVライト ネイルドライヤー 36LEDs 120W ネイルライト レジン用 四つタイマー 自動感知センサー LCD液晶ディスプレー 取り外し可能なベース 手足兼用 硬化用 ライト
ダイソーレジン液の色味
ダイソーのカラーレジン液9種類を硬化したものが以下の画像です。
夕方のため室内灯をつけて撮影しています。細かな色味は閲覧いただいているモニターや環境によりやや異なりますが、おおむねの色合いはこんな感じ。
全体的にクリア感のある色味ですが、ミルキータイプの2種類はやや乳白色がかっており温かさがあります。
ホワイトのレジン液は真っ白ではなく、こちらも乳白色といったイメージ。
厚みがある部分は白くなっていますが、端の方のレジンが薄い部分はやや下の色が透けます。
レジン液は色が濃すぎると未硬化になりやすいため、このくらいの色味が丁度良いとも言えます。
真っ白にしたい場合は、アクリル絵の具やジェルネイルを使う方法もあります。ただしレジン液に混ぜると硬化できないため、硬化済みのレジンに塗りましょう。
300円のダイソーレジン液の違い
300円のダイソーレジン液は「ハード」と「クリアハード」の2種類。
どちらも100円のレジン液と比べて大容量タイプとなっており、20g入っています。100円のレジン液の内容量は4~5gのため、たくさん使うのなら大容量タイプの方が100円分お得です。
「ハード」と「クリアハード」の違いは硬化方法です。
「ハード」はUVで固まるためUVライトもしくは太陽光を使って硬化します。一方「クリアハード」はLEDライトでも固まるため、UVライトのほかLEDライトでも効果可能です。
ダイソー300円レジン液の硬化時間
UVライト・LEDライトのどちらでも硬化可能な「クリアハード」の表面は60秒の硬化でしっかり固まりました。手で触ってもベタつきはなく、ツヤツヤとしています。
しかし、裏面がややベタついたため裏返してもう60秒硬化したほうが良さそうです。
UVライトのみ硬化可能な「ハード」タイプは、表面がしっかり固まるまで120秒かかりました。裏面はさらに120秒硬化しましたが、それでもややべたつきが残ります。
さらに60秒硬化したところ、ようやくベタベタした感触が消えました。「ハード」タイプの硬化には表裏合わせて300秒(5分)かかるということですね。
以上のことから、短時間で作業を終わらせたい人はLEDライトで短時間で硬化できる「ハードタイプ」がオススメです。
硬化時間はレジン液の量や周囲の環境(温度・天気など)にも左右されるため、あくまで目安としてお考えください。
ダイソー300円レジン液の色味
「ハード」と「クリアハード」を硬化し、色味を比べていきましょう。
まずは、効果前の状態がこちら。
写真では見づらいかもしれませんが、レジン液が横に伸びています。これは、レジン液の切れが悪く伸びてしまったため。
一度に大量に使う場合は問題ないと思いますが、金具の取り付け等のため少量使用するには向いていません。
硬化後の色味はこちら。大きな違いはありませんが、ハードの方がやや濁りがあり、クリアハードの方が透明感があるように見えます。
着色剤を混ぜるなら「ハード」、透明感のある作品を作るなら「クリアハード」がおすすめです。
ダイソーのレジン液を使ったアクセサリー例
最後に、ダイソーのレジン液を使って作ったアクセサリーをご紹介します。
これからハンドメイドに挑戦したい方、レジンクラフトに興味がある方はぜひご覧ください。
青色のレジン液を使った作品
こちらのアクセサリーには、ダイソーの「コバルトブルー」と「グリーン」を使いました。
レジン液のほかには、「ラメ」と「ラインストーン」を使用しています。
使用したラメは、100均(ダイソーだったかどうかは忘れました…)で購入したものです。ネットでもセットで販売されています。
ラメ グリッターパウダー 12色セット レーザーカラー 不透明 超微粒子ラメ ギラギラオーロラカラーのラメ ABカラー ジェルネイルパーツ レジンパーツ スパンコール 虹色 ゴールド シルバーなど 価格:998円 |
ラインストーンはネイルパーツで販売されていたものを使用しました。(以下は使用したものではありませんが、似たような形のものです。)
お近くの店舗に在庫がない場合や店舗自体がない場合は、インターネットで購入するのも手。おすすめの店舗は『隠れ工房GreenOcean』です。
こんな可愛いレジンパーツがお手頃価格で販売されています。
これからレジンを始めたいという方にはこちらがオススメ。
3,000円ちょっとでLEDライトやレジン液、レジンパーツがすべて揃うお得なセットです。そのほかの商品もチェックしたい方は、以下のページもチェックしてください。
赤色のレジン液を使った作品
赤系のレジン液を使ったアクセサリーはこちらです。
「ミルキーピンク」「ミルキーパープル」「ホワイト」3種類のレジン液を使用しています。
パーツに私用したのは、薔薇の封入パーツとアリスの封入シートの2種類。どちらもネットで購入したものです。
封入シートは同じものが見当たらなかったので、似た商品のリンクを貼っておきました。
ミルキー系のレジン液はパステルな色合いのため、温かみや可愛さのある作品を作りたいときにピッタリ!ダイソーのカラーレジン液なら自分で色味を調整する必要もないので、とっても便利です。
ダイソーのレジン液を使い分けよう!
ダイソーのレジン液は、それぞれ硬化時間や色味が異なります。
以上のポイントを踏まえて、適したレジン液を使用しましょう。